昨晩の月蝕が気に入ったらしく、何度も「またお月さま会いに行く?」と聞いてくるのが可愛すぎて、近所の坂上まで散歩に連れ出した。

雲に隠れてしまうと「居なくなっちゃったねぇ…」とそれでも空を見つめている。

今日は毎週ほぼ恒例、わたしが仕事で娘を待たせることの多かった日だった。

寝るとき小さく「さびしかった…」と言う彼女にごめんねと言いながら抱きしめて居たら、「ママも寂しかった…」と言いながら頭を撫でてくれる。

一生分の優しさをわたしにくれているから、この先どんな悪いことをしてもこの子はやはり天使だと思う…明日はわたしの体調に無理のない範囲で、近くに外出の予定を組んだ。

きっと良い日にしよう。

娘が絵本を一緒に読むときの声色がかわいすぎて、本当は観客としてスタンディングオベーションやる役だけに徹したい。

本とか読みたくない…

娘の三輪車を全力で操縦してキャッキャする声聞きながら、みるみる魂が浄化されてゆくのを感じた…

毎日1時間程度しか外で遊ばせてやれていないが、今日はわたしの仕事の都合で待たせる機会が多かったのもあり散歩前には少し眠そうに。

シャボン玉やりに行く?と聞いても「やらない…だっこ」

抱きしめながらじゃお家でゆっくりする?と聞いても無言でわたしにしがみついて「さびしかったの…」と…泣いた。

なんとか少しでも楽しませようと、耳元でちいさくじゃあ三輪車でお散歩行く?と尋ねたら、にっこり笑って玄関にかけていった。

全力で操縦しないわけがないだろもう…

小さい子のフォルムって本当にきれいごとではなく、どんな子も完璧に可愛くて凄い。

シンプルな構造の肢体の先の小さな手足、頭は丸みをおびて柔らかな毛髪がはえており、産毛や爪が太陽に透けると金色に光る。

生まれたとき人間は完璧で完全な存在で、その先社会で生きるなかで病んだり毒されたりしていくというのが正しいのではないのか。

病み方や毒され方が美しいかそうでないかの違いだけがあるみたいだ。

…というのを、プリンセスの衣装のまま公園のジャングルジムに登ろうとする娘とその周りの幼児たちを見ながら茫々と思った(登るのは止めた)

新生児期から1歳半くらいまで添い寝では絶対に寝ない侍だった娘、昼寝のとき後ろから抱きしめて頭を撫でていると遊びたくてぐずっていてもすぅっと寝落ちるの可愛すぎるな…

元気に暮らしている。

わたしの腹が日に日に大きくなり、動ける範囲が狭くなり、娘には存分に走り回らせてあげられたりはしていないが、できる範囲で公園に行ったり、一時保育に参加させたりしながら過ごしている。

わたしが仕事を片付けている最中の「えりんー。だっこー。」が可愛すぎて、毎日泣きそうに…

弟のものがどんどん増えるが、あなたのものも増やそう。

二人とも愛を感じて生きてくれたらいいな…

寝る準備をし始めると「えりん…歯が痛いの沈」と言う。

少し前にもあり、大急ぎで歯医者に連れて行ったが異常はなし。

痛いというとわたしが飛んでいくので不調を訴える術を覚えたらしく、今日は「お目々いたいの…まゆげも痛いし、お腹も痛いし、足も痛いし、歯も痛いの…」と言っていた。

まゆげ?!

前から考えていることではあるが、息子が生まれたらこれまで以上に娘には時間を割いて愛を注ごうと、最近一層思う。

娘はたぶん、あっさりしているようでわたしより幾分寂しがり屋さんだ。

寝かしつけを終えてベッドに運ばれてから、ぬいぐるみがほしい、絵本がほしいと、何度かに分けて要望を伝えてくる。

わたしが持ち寄りに応える間は、寝かしつけが終わらないことを知っているからだ。

穏やかに眠ったようで、起きたときには指をくわえていたりもする。

今でも少し寂しがらせてしまっているのかなと思う…

母はあなたのことを世界で一番愛していますよ。

どうやったら伝わるかなぁ…

朝食に加え、最近は入浴と歯磨きを夫に任せている。

だけど任せるたびに、バスルームで娘がギャン泣き…

「いやだいやだ、えりんとおふろ〜!!!!!」

「パパおしまいにする!!!えりんえりんえりんだっこだっこだっこ〜!!!!!!!」

という絶叫が聞こえてきて、若干申し訳なくなってくる。

夫はわたしよりもむしろ丁寧だし安全面には特に配慮してくれる。

もちろん娘の言葉にびびって最初は何をしているのかと見にも行ったが…たぶん、たぶん、娘が駄々をこねている。

双方のために、早く慣れるといいなぁ。