ダイバーシティ東京のサーティーワンで家族でアイスを食べていたら、夫が突然「んふ、んふふふ…」と笑い始め、どうしたのかと尋ねると「俺こういうところまともに来たの10代以来だと思う。なんかすげぇ…」

とてもわかる。

わたしも、自分の子ども時代を思い出していた。

子育て、大したことをしていなくても、新しいのにどこか懐かしく、つくづく素晴らしい経験だ。

同時に、妊娠後期は何をしても苦しく制限だらけの日々なのに振り返ると良い思い出ばかりなのは、紛れもなく夫や子どもたちのおかげだろう。

娘は「えー前も来たことあるの?!ずるーい」と怪訝な顔、息子はスヤスヤ昼寝していた。

良い午後だった。

昨日は、わたしだけ先に家に帰り、夫に子どもたちを連れ出してもらった。

娘も息子も夫にベタベタで、本当にここ数年でより良く変わったと感じる。

帰宅すると、娘だけにこにこしながらバルーンアートを持っている。

夫からラインが届き、もらったバルーンアートを即地面にこすりつけて割ってしまい茫然自失、からの娘の持っている犬のモチーフを羨ましそうに眺める息子の一連の画像が送られてきた。

可愛いやら悲しかっただろうなという共感やらで泣いてしまう…

本当に毎日毎日お腹が苦しくてしんどくて、生きるのが辛いフェーズに入ってきた。

先月までは赤子がまだ小さかったので、わたし自身が体調をコントロールすればなんとかなる場面もあった。

今月、胎児の体重増加が一気に増す段階で、本当に自分の身体が宿主としての機能に特化し始めているのを感じる。

まず、四六時中眠い。

基本ずっと眠いが、輪をかけて耐えがたいほどの眠気が日中3時間に一度ほど訪れる。

内臓が圧迫され、まっすぐ座っていられず、全身の倦怠感や腰痛、肩凝り、手の震えがある。

少し食べると動機がして呼吸が苦しくなり、いくら息を吸っても酸欠に陥る感じがするものの、深呼吸すると眩暈がする。

野生動物なら、この時期はどう生きているのだろう。

きっと生死をかけて最終段階での栄養摂取と休息に充てているのではないか。

現代は医療もケアサービスも発達しており、基本の住環境は野生動物と比較にならないほど恵まれているだろうが、そのぶん母は動かなくてはならない。

仕事も家事も育児もあり、わが子たちはまだ幼い。

生きねば…!と強く思う。

色々なものを駆使しながら、そして娘や息子の存在に救われながら強く生きる。

迎えの帰り道、テンションの上がった娘がこちらの静止を聞かず横断歩道に飛び出し、ここ最近で一番の大声が出た…

成長しているのは間違いないが、まだ5歳の子どもだということを忘れずいなくては。

娘の息子への苦言がかわいすぎて、思わず聞き耳を立てる。

「たとえばさぁ!息子くんのおもちゃ娘ちゃんが借りて、返さないでそのままカバンに入れちゃったらどう?!かなしいでしょ?!それとおんなじことしてるよ?!」

母の言い方を激しめに踏襲する、さすがしっかり者である。

「今さぁ、今ちゃんとあやまれば、てるてるぼうず息子くんにも作ってあげるけど?!」

優しい…

「次おなじことしたら、娘ちゃん本気で怒るからね!!ほらあやまって!!!」

本気らしい…一体どうなってしまうのか。

そのすぐ後、息子の「ごめんね〜」の優しい声で幕を閉じた一件だった。

本当に何から何まで可愛くて困ってしまう。

寝入り、油断しているところに息子の強烈な頭突きが降ってきて、さらにそれが乳腺のあたりをゴリゴリ削る位置だったため痛すぎて悲鳴と生理的な涙が出た。

それを見聞きした娘が驚いて泣いてしまい、ごめんごめんよと抱きしめて寝る…

子どもとの生活で油断は禁物である。

息子は基本優しい。

大好きなヨーグルトを食べながら、時々なんの脈絡もなく「はいっ(^^)」と一口くれようとしたりする。

他のおやつもおもちゃも然り、相手にどうぞーと手渡すことにストレスがないのだろう。

なんの脈絡もなく頭突してきたりもするが…(笑)

毎朝の子どもたちの寝相、写真撮ってアート作品にしたいくらいには面白い。

今朝は娘の頭に息子が座っている。

2人とも熟睡である…

日曜は、久しぶりに精神の削られる日だった。

夫が仕事で終日不在、そして1か月ほどできていなかった大掃除を同時にやろうという、そもそも無理のあるスケジュール。

娘も息子も連日のおでかけで疲れているだろうしということで、遠出はせず家で遊ばせることにした。

だが、1人で家事と育児を同時にこなすのは、根本的にやはり無理があると実感する。

・娘の息子へのちょっとした意地悪を咎めるが、自分自身も十分に向き合ってあげられているわけではなく。

・息子に抱っこをせがまれ応じるも、すべての作業が途中になり、1時間程度の作業は3時間程度かかる。

・ランチは適当になり、定刻通り昼寝したがらない子らに焦りつつ若干苛々…

自分1人でやるべきことと、子ども達と一緒にとる行動の方向性は多くの場合矛盾する。

さらにどちらも必要(と思いこむ)で、どちらも不十分な仕上がりになり、子どもたちにも寂しい思いをさせる。

彼らを愛しているのに、優しくない言葉を投げかけてしまったりもするのは、もちろん自分自身が未熟だからに他ならない。

今日をなかったことにはできないのだが、せめて娘と息子を精いっぱい抱きしめて、明日からの日々に生かそう。

土曜日、遂に娘のランドセルが決まった。

色々店舗を見たが、夫とわたしの好みの違いや時代による技術的な飛躍にもおおいに影響を受けて、当初予定していたものとは大きく異なるところに落ち着くことになった。

詳細はおもいきり個人特定につながるため書かないが、一つ今回の大きな特徴を書くと、素材は「クラリーノF」。

自分自身もコードバンで重さに苦しむこともなかったので、当然そうするつもりだったが、いざ持たせてみたときの300グラムほどの違いに驚いた。

そしてクラリーノのやわらかさとしなやかさ。

100年使うわけではなく6年間のパートナーであること。

娘が一目見て「この色がいい!」と譲らなかったこと。

などから今回の結論に。

新しく「義務教育」の期間が始まるわけだが、なによりも、娘の健やかな心身の成長と楽しく幸福な学校生活を願って。