夜中の白昼夢の話

実家で母を介護する夢を見た。

母は機械に疎く、ちょっとしたお願いを自分の判断で進めては失敗する。(これは今もたまにある)

そんな母と喧嘩になり、わたしは声を荒げていた。

母が絶叫した。

「違わないって言ってるでしょ!」

わかったから叫ばないでうるさい、とわたしが凄むと母は泣いた。

子供みたいだなと思った。

瞬間、その顔が娘のものだと気付いた。

ものすごい動悸とともに飛び起きたら、娘がわたしの隣で楽しそうに本を読んでいる。

どうやら寝かしつけたつもりでわたしが先に寝落ちてしまったらしかった。

イヤイヤ期の娘に、ここまでではないが、怒らずちゃんと言語化するように叱ることがある。

怒ったり叫んだりにはそれなりの原因があるだろうに、そこを配慮することを欠くわたしは、この子の人間性に対するリスペクトを欠いていたかもしれない。

そしてこれは、いろんな物事を自分の眼下に置いておき常に把握しておかないと気がすまないという、わたしの支配的な性格が予見させる一つの未来でもあるかもしれないと思った。

きっと、今は育児において、この先は介護において、一人でやれると思い込むところからわたしは間違っているんだろう。

夫にも他の人にも、「もっと頼って」と言われ、頼めば彼らは喜んで動いてくれるというのに、わたしは自分でやろうとしている。

30代の課題はおそらく「頼ること」。

それを学ぶことで他人にも敬意を抱け、優しくもなれる気がする。

生きよう…