謝罪を体得(一応)

個人的に娘の成長を感じた出来事があった。

経緯

昨晩父が帰宅してから、横並びのテーブルで一緒に少し遅めの夕食を取っていた時、父母の間に挟まれた娘が、持っていたストローマグを乱暴に振り回し、父の右肩をガンっと殴打。

父は「痛い!」と大げさに顔をしかめ、更に母は静かに「今のは●ちゃんが乱暴だったね」と指摘。

びっくりした表情のまましばし固まり、それから目を大きく見開いたまま数秒ふっ、ふっ、と息を継いで、やがて声にならない声で「ぅぁあぁぁぁぁぁー-----…」と泣き始める。

これは娘が自分で自分をコントロールしようとして出来ない時の泣き方だ。

怖い時や不満を訴えるときの、首を振りながらの「いやあぁあぁぁぁ!!!」とは対照的で、音量は小さめでそれでいて本人の表情には滅法悲壮さが際立つ。

一旦叱るそぶりを見せた手前、わたしとしてはすぐさま抱きしめたかったが、そうはしなかった。

近くで見つめながらなるべく穏やかに「●ちゃんが乱暴だったよ。それはわかる?」と尋ねると、わたしを見つめながらえぐえぐとしゃくりあげつつうなずいた。

一旦叱るそぶりを見せた手前、わたしとしてはすぐさま抱きしめたかったが、そうはしなかった。(2回目)(偉い)

「一回ママと落ち着こう。落ち着いたら、パパにごめんねしようね」と言いながら隣に身を寄せたら、娘の方からしがみつくように顔をわたしの胸へと押し付けてきた。

内心、かわいそうなのとかわいいのとで全く穏やかでなかったが、そのままじっと落ち着くのを待った。

暫くしゃくりあげていたが、胸に顔をぴたりと押し当てていると落ち着くらしく、次第に呼吸がリラックスしていった。

涙がおさまり、ふうと息をついたところで「じゃあ、パパに言おうか。”パパごめんね”」と促すと、暫くの沈黙の後、

「パパ…ごめんね…」と娘の言葉で謝罪した。

これまでとの変化

前提として、謝罪の意味は理解していると思う。

ただ、少し前から、娘は謝罪を求められると反発することが増えていた。

思いきり床に液体をぶちまけえも、ぬいぐるみや絵本を残酷に解体して叱られても、「いや!!!」とゴネてうやむやにしようとする。

そもそも不満があっての暴動だったりする場合もあるから当然といえば当然だが、叱られるということが引き金になって反発が起こることも多かった。

だから、一旦落ち着いた後であっても、相手に謝れるというのは進歩だと感じる。